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2014年12月24日水曜日

全国ポケサーリーグについて思ったこと(日記) #Z_PCL


 ハイタカです。こんにちは。


 私は第1回は運営として、第2回はほとんど観客・少し選手として全国PCL(ポケサーリーグ)に関わってきました。
 2年間で課題に思ったことを書いていきます。少々長くなってしまいましたが、よろしくお願いします。



全国PCLとは?

 全国に大学に存在するポケモンサークルのうち、最も強いところを決める大会。
ポケサー版甲子園を目指す……という目的もあります。

 開催期間は対戦だけでも5月〜11月の7ヶ月と、長丁場となる大会です。
今年度は67サークルが参加しました(ポケサーリーグとありますが、ゲー研の名前で参加したところもありました)。

 詳細



【ルール】
今年度はシングル・ダブル・トリプルで固定。

去年度は予選リーグごとでバラバラでした。
どこのリーグもシングルダブルに加え、あと1ルールで悩ませていた印象です。
前身となるMARCH杯の第3ルールがローテだったため、そこに倣ったところが多かったです(カントーカップのルールを採用してるリーグもありました)。


【参加費】
全体としてはナシ(オフで予選を消化する際、公民館を借りた予選リーグは徴収してました)。


【賞品】
今年度 上位3校に特製メダルと、優勝校には優勝カップ
去年度 優勝校に特製3DSカバーと、優勝カップ


【スケジュール】
5月〜8月
予選リーグはオフラインでの交流を可能にするために、地方ごとに設立されました。

北海道東北、関東A~D、中部、関西、中国九州の8リーグに分かれ、各リーグの上位2~4校が決勝リーグに進出し、次点の大学がワイルドカード決定戦に参加するという形式です。

9月〜10月
決勝リーグは予選を抜けた19校とワイルドカード決定戦を勝ち抜いた1校が4グループに分かれ、各グループの上位2校が決勝トーナメントに進出します。

11月
全国67校のうち、ここまで残った8校が決勝トーナメントに参加できます。
決勝の東北大学対京都大学の放送が記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。



全国PCLは甲子園的存在と成り得るか

 この2年間でPCLはどこまで普及したのか、ということでもあります。

 まずPCLは甲子園を目指しているにも関わらず、観戦方法がないためほとんど実態が見えてこないという問題があります。

 現在外から分かるのが試合で使われたパーティと選手名だけであり、これだけの情報で楽しめる人は僅かではないでしょうか。
 しかも4ヶ月に渡る予選の中でパーティを公開されることで、1試合ごとにパーティを作り直す必要があると一部の選手からマジギレされています。
(選手層の少ないサークルはここで苦労させられますね?)


 観戦者としてはやはり試合ひとつひとつをキャスや動画で見たいのですが、今のスケジュールでは無理そうですね。

 予選の観戦性を高めるためには、型バレ被害を最小限にするためスケジュールを大幅に短縮した上で各校の最終戦だけ放送する、予選終了後BVを動画化して公開する……くらいしか方策が思いつきません。


 またTwitterで「PCLまだやってたの」「知らないうちに予選落ちしてた」…のような発言を見ることが少なくありませんでした。
 別に放送がないことだけが原因ではありませんが、現状選手以外の人にとっては関係性の薄いイベントだと思います。
(活動中に試合を行い、部員みんなで観戦してるサークルもありました。かなり理想的な形ですね。)


 唯一ツイキャス放送のあった決勝戦ではポケサー以外の観戦者もおり、去年度より格段に盛り上がったのではないかと思います。



不明瞭な制度

 ・ブログを見ても詳細ルールがすぐに分からない
   試合中に通信障害があった場合の処置など、ブログを覗いてすぐ分かる情報が少なかったです。既にブログに明記してあるようなことを一々質問されても運営側は困りますし、予め各サークルのPCL担当にルールを配布するか、ブログトップにルールまとめのリンクを貼り、リンク先で適宜更新していくなどの処置が必要ではないでしょうか。


 ・パーティ公開が途中から始まるリーグ
     リーグ参加時点で各校に了承を得ておくべき事項ではないでしょうか。予選リーグではパーティが公開されず、決勝リーグから公開されて不満だったサークルもありました。


 ・同大学に2つ以上の団体がある場合の処置
   大学に複数キャンパスがあるため支部を作る、別人物がサークルを創設するなどの理由で、同大学に複数ポケモンサークルが存在することは珍しくありません。ですが別団体としてPCLに参加できるかどうかの基準が少し曖昧であると感じました。
   選手の二重出場さえなければ同大学から複数団体が出場しても不満に思うことはありませんが、明確な基準がないとPCLを勝ち抜くためにわざと複数団体を設立しても、参加が可能になってしまうので疑問に思いました。


 ・試験期間中に予選が行われる
   国公立と私立ではやっぱり試験期間が違いますよね。予選期間が長引く原因の一つでした。



運営と参加サークルへの課題点

・運営間で判断が一致しているのか
  先ほど述べたように選手のパーティ公開が予選の途中から始まったり、そもそもパーティ公開のないリーグもありました。ルールを統一したのにパーティ公開が統一されないようでは不公平感があります。
  話が逸れますが去年度は運営が姿をくらまして予選が終わってしまったリーグもありましたね。やばい。


・各校の協力が不可欠
  対戦オフが参加者の協力の上で成り立っているのと同様に、全国PCLも各参加校の協力の上で成り立ちます。各校のPCL担当の方には連絡事項の伝達を確実に行ってもらわなければなりませんし、場合によっては作業を手伝っていただく必要があると強く感じます。
  運営も人数が少なく、加えて無給なため全ての業務を完璧にこなすことは難しいです。PCL担当の不手際のため、平部員から運営に文句が向かう様は見ていて悲しかったです。


・連絡手段がTwitter・Skypeであることは最適か
  全国PCLでは運営から各校への連絡はSkype、選手間のやりとりはTwitterが使用されました。原則。
  ですが担当がSkype・Twitterに不慣れなため連絡がつかなくなるということは珍しくありませんでした。
  しかし通知機能があり、記名性と公開性が両立できるツールはTwitterくらいしかない気がします(鍵垢での参加はPCLの理念に反しているということでしょうか?)。



最後に

 ほとんど不満点を述べる記事となってしまいましたが、私は全国PCLが素晴らしい企画であることは間違いないと思っています。全国PCLを通して他大サークルとの深い交流を行うことが出来ました。
 ですがPCLを甲子園的な存在にしないのならば、運営が1年間身を粉にする必要もないし、1週間や2週間で終わる簡単な企画になるべきだと思います。
 まだ2年目の企画である以上課題点が多いのは仕方が無いことです。


 2014年度全国PCL運営のみなさんお疲れまでした。今年も無事にPCLが終わり感謝感激です。
 また、2015年度運営のみなさんがんばってください。応援してます。


 ここまで見てくださりありがとうございました。



追記
例の日経記事は「どうして広くPRしないのだろうか」という文面がかなり挑発的に感じられました。所詮ポケモンですからね。

おわり


おまけ 

klis Advent Calendar 2014 に参加しました。
来年もやりたいですね。




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